2009-06-18 第171回国会 参議院 文教科学委員会 第16号
私どもの方では、金額的には、先ほど委員御指摘の科学研究費補助金、これが総額で約二千億弱の予算を執行しておりますが、この中心的に行っております日本学術振興会では、配分のプロセスを、ピアレビューを中心に書面による一段審査あるいは合議による二段審査の併用によりまして公正な審査の確保に努めております。
私どもの方では、金額的には、先ほど委員御指摘の科学研究費補助金、これが総額で約二千億弱の予算を執行しておりますが、この中心的に行っております日本学術振興会では、配分のプロセスを、ピアレビューを中心に書面による一段審査あるいは合議による二段審査の併用によりまして公正な審査の確保に努めております。
ただ、研究者から特に要望の強いものは、基盤研究等の審査結果の開示をしてくれという要望があるわけですが、これに対しましては、知りたいという方たちに対しては、第一段審査というのは書類選考でありますけれども、書面で審査をした結果をA、B、Cという三つの段階で開示を行うようにしたいと思っておりまして、これによって一層透明性の確保、情報公開に努力をさせていただきたいと思っております。
その審査に当たりましては、その種目によっていろいろではございますけれども、原則的には、第一段審査といいましょうか、書類を見ての審査、それから合議制による第二段審査というのが一般的な研究費についての審査体制でございまして、その第一段審査に当たる各分野の専門家の先生方については、日本学術会議からの御推薦を仰いでお願いしているところでございます。
例えば、審査に当たる審査員の先生方、分野によって違うわけでございますけれども、原則、第一段審査が約二千人の研究者の方々でございます。それから第二段審査では、科学研究費分科会の委員の先生方を中心に行っているわけでございます。
実際の審査におきましては、書面審査で選定をされたものにつきまして申請者からのヒアリングを行うとか、さらには多くの研究種目につきましては、一つの申請課題につきまして三ないし六名の審査員による書面審査を行った後、七名から二十二名の審査員による合議審査、これを第一段審査、第二段審査と申しておりますけれども、このような審査方法によりまして厳正な審査を行っておるという状況でございます。
これは、細目を二百から二百二十二に分けまして、さらに、特に申請件数の多い細目については、一細目当たり第一段審査員を三人から六人にふやし、その結果一般研究の審査員数を合計七百五十五人から一千九人に増加するというようなこともいたしまして、より綿密で、かつ少しでも早くということを努力しているところでございます。
通常の研究でございます一般研究という種目がございますけれども、こういうところでは二段審査制というのをとっておりまして、書面によって第一段審査等を行いまして、合議によって第二段審査を行う。それから非常に高い経費、一件当たり数千万から数億というようなものにつきまして、これは特別推進研究と申しておるわけでございますが、これは申請者からのヒアリングまで加えてやっておる状況でございます。
採択に当たっては、現在学術審議会におよそ千三百人ほどの専門の先生方をお願いいたしまして、この千三百人の先生方がそれぞれの分野に応じて公平に配分をする、しかも一段審査でなくて二段審査を原則とするというような形でやっておりますので、配分自体はそれぞれの申請の中身に応じた公平な審査が行われているのではないかと思いますけれども、その基本は、やはり要望になかなかこたえ切れない絶対的な額の問題があると、こういうことでございます
最初の設置基準関係につきましては、これは大学局長からお答えがあろうと思いますが、学校法人の認可をする際におきましては、この設置基準を踏まえまして先ほど来お話がございました二段審査を厳正にやっていくということがございますし、それから資金の第一段審査時点におきます保有高の比率を引き上げまして厳しくやっている、こういう点が第一点でございます。
それで私は、大原先生に分科会でお答え申し上げましたように、認可方針を一段審査でなくて二段方式にしたいということを申し上げました。
それは二、三ございますが、根本は、いわゆる先ほど申しました一段審査、二段審査というふうにやります審査委員の推薦方式に関してでございます。
それから、二段審査をするんなら二段審査委員と一段審査委員を分けて、個々に自分らの考える委員を推薦したい、その順位は尊重してもらいたい、まあこういうことでございましたが、答申の趣旨はあまり、文部大臣が責任を負っておるんなら文部大臣が納得のいくような任命をすべきではないか。で、優先順位をつけてこられても、文部大臣の責任において理由があればそのプライオリティーを変更してもよいではないか。
〔委員長退席、理事楠正俊君着席〕 したがいまして、私どもの目標といたしましては、先ほど申しました一段審査を五月中には行ない、二段審査は六月に行ない、内定といたしましては七月ないし八月までには内定し、おそくても研究者の手元に渡るのは九月末を越さないようにという一応の目標を立ててやっております。前年に比べまして一カ月余りそれぞれの段階でズレがきておるという実情でございます。